#03 ENSEMBLE

Edit_Yuko Mori

異なる質感や色の組み合わせ「アンサンブル」を追求した新作コレクション。
異素材の調和が、ムードを生み、身につける人のスタイルを表す。
コレクションのイメージソースとなったモダニズム建築に見つけた要素を紐解いて 「色と形の調和」をキーに、
GARNI が想像した ENSEMBLE の景色を追いかける。

MOOD Key

白いシャツを着てどこかに座った時、周囲の色とも調和しながら、黑いビーズのラインが印象的に首元を描いたらどうだろう。
あるいは首元をつたうネックレスが、幾何学的にリズムを奏でてくれるだろうか。
ムードを生み出す鍵は、色とかたちの調和から。

FORM Tells

隆起した山のような有機的なフォルム。鏡面仕上げが周りの景色を取り込み、次元の感覚を揺さぶる。 .
1959 年ベルギー・ブリュッセルの万国博覧会で、電子機器メーカー「フィリップス」のために建築家ル コルビュジェのオフィスが参加して生まれた「音」の建築パビリオン。その隆起するかたちから想起した 「pavilion」シリーズ。当時の先進性を、このフォルムのエッジに込めて。

In the DETAILS

「神は細部に宿る」。モダニズム建築を代表する一人ミース ファン デル ローエも語り、多くの建築家 や思想家が語る言葉。細部の美しさこそ、全体の美には欠かせない要素。
GARNI のディテール。表面の揺らぎ、徹底した磨き。Silver925 で Apple Watch を彩る、最大限にシン プルで、最小限の装飾が響くバングル。

COLOR keyboard

GARNI らしい色と質感のアンサンブルを探す。例えばル・コルビュジェは、建築のためのカラーパレッ トを厳密につくり上げて「カラーキーボード」と呼び、白い箱の中に、印象的に色を置いた。人が身につ けて主張しすぎない、けれどよいアクセントになるシックなポイントを狙う。

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